赤ちゃんの同時接種 即時見直しを! その5 1つづつ丁寧に考えましょう!これらの予防接種 本当に必要ですか?
2025年3月26日のタネまき会で、「これからの予防接種をどう考えるか」のお話をしました。こちらはyoutubeに載せていません。
▼同時接種死亡問題が解決されないままに子どもの予防接種をどうするか?
コンシューマネット・ジャパンではこれまで、お知らせしてきたように、2016年から同時接種死亡例の支援活動を行っています。東京都内で同時接種後死亡した1歳2ヶ月のお子さんと同時接種後重度の障害を負われた女児の東京都への審査請求では10度の障害のお子さんは裁決で不支給処分が取り消され、認定を勝ち取ることができました。しかし一方の死亡例については棄却されたため、2024年1月に東京地裁に提訴しました。現在2つの訴訟が継続中ですが、国は因果関係の立証は原告の責任と主張し、他の予防接種訴訟と同様、苦しい戦いを強いられています。
他にも同時接種後10時間で死亡したお子さんの事例についても相談に応じてきましたが2024年4月にこちらも提訴されました。
同時接種死亡の原因は生後間もなく、免疫系等の未発達の赤ちゃんに同時に複数のワクチンを接種することの危険性をどう考えるかという問題に帰結します。
2025年2月のタネまき会ではこのテーマに取り組みましたが、裁判の経過に合わせ、再度予防接種とは何か、国のワクチンへの考え方にどのような変遷があり、私たちはそれぞれの予防接種をどう考えていけば良いのか改めて考えていきたいと思います。
予防接種とは何か?全部受けるのは正解か?
2021年から始まった新型コロナワクチンについては4年の経過を経て、さまざまな功罪(とりわけ罪)についての議論が始まりました。コンシューマーネットでは、これまで新型コロナワクチンの本を出してきました。
https://consumernetjp.stores.jp/
一貫して、治験段階で緊急承認された全く新しい製法による「ワクチン」には警鐘を鳴らし続けてきました。日本で使用された多くの新型コロナワクチンは新型メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンという新しいワクチンでした。
臨時接種として努力義務を課して行われ、のべ接種数は世界的にみても莫大な量です。接種による副反応被害の救済が進まないまま、が登場しました。2024年10月からは高齢者へのB類型定期接種として定着しています。子どもへの接種をいまだに呼びかける医師もいます。インフルエンザワクチンや他のワクチンもm RNAワクチン化されるという動きもあります。
前回のタネまき会で取り上げた帯状疱疹ワクチンは2025年4月から高齢者むけに定期接種B類型として導入されました。もともと予防接種の対象であった子どもについていえば、現在、定期接種だけでも生後1年間の接種スケジュールはいっぱいです。次々と行政から来るお知らせに、まるでスタンプラリーの様に接種をせかされているのが子育ての現場ではないでしょうか。
加えて、HPVワクチンやコロナワクチンの副反応情報に接するたびに、予防接種を本当に全部受けることが正解なのか?疑問を持っている保護者の方も多いのではないかと思います。
増え続ける予防接種の一体何を受けたら良いのか。それを考えるために、まず、予防接種とは何かということを考えていきたいと思います。 |
かつて、感染症から国民の命と健康を守るためとして子どもを主な対象としてきた予防接種ですが、これまでの予防接種については、コンシューマネット・ジャパンのブックレット「受ける?/受けない?予防接種 知っておきたい副作用と救済制度のこと」(4頁から18頁に詳説)に書きました。
では、m RNAワクチンについてはどう考えるか?これからのワクチンとそれを選択接種するにあたって注意すべきことを考える前提として、まずワクチンとは何か?これまでの予防接種と根本的に何が変わったのかについて、予防接種、そこでもう一度、そこでワクチンの定義からを考えてみました。
従来ワクチンとm RNAワクチン
現在、国が公的な予防接種として進めているものは、定期接種と任意接種があります。定期接種は行政からお知らせがきますし、基本的に無料ですから、何の疑問もなく受けているのが大勢ではないでしょうか。定期接種には高齢者対象のB類接種があり、こちらは「努力義務」がなく有料(一部行政が負担)のものです。インフルエンザ、肺炎球菌に加えて、今年の4月からは帯状疱疹ワクチンが加わりました。(余談ですが、日本のワクチン市場は海外資本に席巻されているのが現状ですが、本当に効果があるのか、必要なのかの判断はテレビコマーシャルに左右されているのが現実です。そもそも高齢者施設などではほぼ接種への拒否権はなく、副反応も顕在化しないまま接種されています。防衛費の増加で戦争に寄与させられているだけでなく、人体そのものへの介入も容易になされる体制が整えられているのが今の日本の保健行政のもろもろの闇といったら言い過ぎでしょうか。)
ワクチンとは、一般的には、
*病原体(ウイルスや細菌)の毒性や病気になる性質を弱めたものや感染力をなくしたもの、
*病原体のタンパク質を使ったもの、
*病原体のタンパク質をつくるもとになる遺伝情報をもとに作られたもものなどがあります。これまでの、生ワクチン(Live attenuated vaccine)は、弱毒化された生きた病原体を使用して、自然感染に近い形で免疫をつけることを目的とされてきました。強い免疫反応が得られ1回の接種で効果が持続する場合が多いとされてきました。麻しん(はしか)ワクチン、風しんワクチン、BCG(結核)、水痘(みずぼうそう、ロタウイルスワクチン(経口)があります。
不活化ワクチン(Inactivated vaccine)は病原体を完全に死滅・無毒化して使用したもので、感染能力はないが、免疫を誘導できるものとされています。安全性が高く、免疫力の弱い人でも使用可能、ワクチン由来疾患のリスクがない反面、免疫の持続が短めのため、複数回接種(ブースター)が必要とされます。インフルエンザワクチン、日本脳炎ワクチン、百日せき・ジフテリア・破傷風(DPT)ワクチン、B型肝炎ワクチン、新型コロナウイルスワクチン(一部)などがこれに当たります。
かつては常在菌についてのワクチンはできない(母里啓子さん持論)とされていましたが、ヒブや肺炎球菌、HPVなどの常在菌を含めたワクチンができています。生ワクチンを不活化ワクチンとしたものにポリオや帯状疱疹ワクチンがあります。現在ではポリオ生ワクチンは不活化ワクチンとして5種混合ワクチン((DPT-IPV-Hib)」と呼ばれ、日本では2024年4月から定期接種として導入されました。子どもを対象とした水ぼうそうワクチンは水ぼうそうなどは生ワクチンですが、大人に帯状疱疹ワクチンとして打っているのは、組み替えタンパクワクチンです。
それから不活化ワクチンの発展形としてタンパク質の成分だけを組み換えたワクチンとしては先行してHPVワクチン(導入時は子宮頸がんワクチン)があります。帯状疱疹はこの組み換えタンパクワクチンです。
今回、新型インフルエンザ騒動さらにコロナパンデミックで出てきたのがメッセンジャーワRNAワクチンです。ウイルスベクターワクチンも含めこれら全てが今、ワクチンとされています。
何をもってワクチンと言うのか?メッセンジャーRNAワクチンが出てきたことでワクチンの定義が変わってきました。
新型コロナワクチンとして出てきたmRNAワクチンほか とは?
mRNAワクチンは、ウイルスの一部(抗原)の設計図であるmRNA(メッセンジャーRNA)を体内に投与します。mRNAは、体内の細胞に取り込まれ、細胞がウイルスのスパイクタンパク質(抗原)を一時的に作り出します。その抗原に対して免疫が反応し、抗体や免疫記憶が作られると言うものです。「病原体そのもの」ではなく「ウイルスの部品を作る設計図(mRNA)」を使って免疫をつけるという仕組みです。
DNAワクチンはウイルスなどの抗原タンパク質の設計図(DNA) を直接体内に投与。細胞に取り込まれると、DNAからmRNAが作られ、それがさらにタンパク質(抗原)に変換され、その抗原に対して免疫が反応すると言うものです。DNAは細胞の核に入る必要があるのがmRNAとの違いで、安定性はmRNAより高く、常温保存も可能な場合もあるとされましたが、m RNAワクチンが終始先行して普及しました。
ウイルスベクターワクチン(Viral vector vaccine)は、遺伝子を組み込んだ無害な別のウイルス(アデノウイルスなどの別のベクター)を使って、目的の抗原の遺伝情報を体内に届けることで、ウイルスベクターが細胞に感染し、抗原タンパク質が作られ免疫が誘導されると言うものです。
ワクチンの定義が変えられた!?
アレキサンドラ・アンリオン=コードさんという有名な遺伝学者が「コロナワクチン その不都合な真実」という本を出されています。フランスでベストセラーとなり日本でも翻訳した新書(コロナワクチンその不都合な真実)が出版されています。
この本によりますと2021年ワクチン接種が始まった9月、アメリカのCDC(アメリカ疾病対策センター)はワクチンの定義を変更したとされています。免疫については触れず、もっぱら予防ーそれも範囲が定められていません。
Modern vaccines contain only the ingredients that are needed for the vaccines to be as safe and effective as possible.
病気を予防するものがワクチンだとしています。
ワクチンは、これまでは弱毒化されたウイルスまたは不活化されたウイルスのタンパク質の一部ウイルス(無害化したもの)を注射すること。体内で異物と認めそれに対する抗体を作り病気に対する免疫を作ってきたものとされていきました。メッセンジャーRNAワクチンが開発されたことで、パスツール以来のワクチンとは違うものが出てきたことでその定義自体が変わってきたというわけです。
生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイド、組み換えたんぱくワクチンとあります。組み換えたんぱくワクチンは複数回接種しなくてはいけないのですが不活化ワクチンではありません。このワクチンにはHPVワクチンがあります。他にB型肝炎、帯状疱疹ワクチンがあります。これは主にクラクソ・スミスクライン、ファイザーなど外国のメガファーマで作られています。
コロナで出てきたワクチンには、ウイルスベクターワクチンとmRNAワクチンがあります。
ウイルスのタンパク質のもとになる遺伝情報(設計図)を、毒性・病気になる性質のないウイルスに組み込んだものとされています。ウイルスベクターワクチンはDNAの中まで届ける必要があるのでベクター(運び屋)が必要です。mRNAワクチンはスパイクたんぱく質の設計図となるmRNAを脂質に包んで体内に入れるものです。
日本では明治製菓ファルマがレプリコンワクチンを製造、認可され、その安全性等について物議を醸しています。ワクチンの定義がどんどん拡大化され製造方法も進化する一方で、副反応被害は顧みられることがないのです。mRNAワクチンについての検証などされないままに接種に向けての誘いが続けられています。RSワクチンをはじめとした新規の認可申請なども進められています。
一旦導入されると問題が発生しても中止をしないのが日本です。市民運動の力で一旦中止にされても定期接種A類型のまま据え置かれ、10年の時を経てさらにパワーアップしているのがHPVワクチンです。副反応被害者への救済を求める集団訴訟が継続中にもかかわらす、不必要なキャッチアップ接種や不要な男子への接種を進めて新規の副反応被害者を出し続けているHPVワクチン。政府広報やマスメディアに思考停止させられ、ワクチン信仰は衰えることのない現状はまさに幼い子供を育てる保護者にとっても、高齢者介護をする人にとっても「受けたくなくても受けざるを得ない国難」と言える事態と言えるでしょう。
子どもには何を受けさせればよいのか?
子どもの定期接種の対象になるワクチンは13種類あります。
生ワクチンは、BCG、麻しん疹・風しん疹混合(MR)、麻しん疹(はしか)、風疹、水痘、ロタがとあります。
不活化ワクチン・トキソイドとして、百日咳・ジフテリア・破傷風混合(DPT)、ジフテリア・破傷風混合トキソイド(DT)。ポリオ(IPV)は、元々飲むワクチンでした。それが4種混合の百日咳・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ混合(DPT-IPV)になっています。さらにHibが加えられて、5種混合になりました。百日咳・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ・Hib(DPT-IPV,Hib)ですね。
日本脳炎、インフルエンザ、肺炎球菌(15価,20価結合型)、インフルエンザ菌b型(Hib)がとあります。ヒトパピローマウイルス(HPV)には:2価、4価、9価があり、現在は09価が主流となっています。、肺炎球菌(23価多糖体)は廃止されていますが20価が進められています。
司法の場にも混乱?
昨年4月と6月にこれはびっくりしたんですが、今、東京地裁で2名の方が同時接種による赤ちゃんの死亡による国の責任を問う訴訟を起こしています。しているんですが、厚労省が準備書面の中で予防接種についての見解を明確にだ出しています。その中で厚労省がA類疾病、B類疾病ひいては予防接種の役割についてどう考えているのかが推しはかられます。
A類、B類とは何かといいますとワクチンに合わせて分類を変えているわけですそのまま引用すると・・・。
A類疾病
その全国的かつ急激なまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与える恐れがあると認められる疾病として政令で定める疾病及び人から人に伝染することによるその発生及びまん延を予防するため特に予防接種をする必要が認められる疾病として政令で定める疾病(痘瘡、水痘、B肝、ロタなど)をいう。
A類疾病にかかる予防接種は、主として集団予防を目的としておこなわれるものや疾病の重篤さから重大な社会的損失の防止を目的として行われるものがある。
ちょっと見ていただくと、「疾病の重篤さから重大な社会的損失の防止を目的として行われるもの」となっています。
A類疾病とは、Hib、小児肺炎球菌、BCG、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、麻疹(はしか)、風疹、水痘、子宮頸がん(HPV)、B型肝炎、日本脳炎、これがA類疾病です。(新型コロナも2024年3月31日までは臨時接種として定期接種A類型と同じ扱いでした)。
B型肝炎ワクチンは、日本ではキャリアである母親からの母子感染を完全に予防するシステムが構築され成功していました。それでもなお赤ちゃんに一律に打って予防する必要がある防止するのか? 感染リスクは大人の極めて限定的な環境下にあるのにユニバーサル化する必要があるのかとのいう議論がありました。ロタウイルスワクチンも外国製(HPVワクチンと同じグラクソ・スミスクライン社とMSD社)の新しいワクチンです。Hib、肺炎球菌ワクチンも同時接種死亡が導入当初から議論されてきました。がよいのか、議論が分かれています。
こういったものを全部、A類疾病としています。果たして厚労省のいう、A類疾病の定義に正確にあてはまるのか疑問の余地があります。加えて、これらの今、上げた疾病が「直ちに全国的な重篤な蔓延を及ぼすもの」かどうか、はなはだ疑問です。そもそも日本脳炎など日本人とは共生関係になっているまれな病気、媒介するコガタアカイエカのいない北海道で地域指定を外して定期接種化し。副反応を出しているまさに、何のためにしているのか不明なワクチンです。
人からと人へ感染伝染するものでない病気、それを媒介するコガタアカイエカが生存しない北海道にまで定期接種A類型として接種をひろげ、重篤な副反応被害を発生させていることをどれだけの人が知っているでしょうか。
詰まるところ、定期接種A類型として努力義務を課してお勧めしている予防接種についてすら疑問大なのです。「集団予防を目的にして行われる疾病」がこのA類疾病の中にあるのでしょうか?
厚労省はA類疾病を「疾病の重篤さから重大な社会的損失の防止を目的として行われるもの」として無理な定義づけをしていると思うんです。HPVワクチンやロタ、Hibでは導入時に、社会における費用効果で「重大な社会的損失の防止するため」とされてきました。審議会で重用されている委員はこの費用対効果論の専門家です。一方で、副反応や臨床の立場から警鐘を鳴らす専門家は導入を決める審議会、副反応疑い検討委員会、認定委員会いずれにも入っていません。
この4年間、新型コロナでの緊急承認とその後の接種拡大に疑問を呈する臨床医や研究者が声をあげていますが、そもそも、これまでの予防接種についても、副反応を軽視し、新規ワクチンの導入・推進勢力に偏った審議会や厚労省の組織そのもが見直されなければならないでしょう。副反応を軽視し、相変わらず困難な因果関係の証明を被害者に貸す司法の場でも被害者が困難を強いられている現状の背景には陰謀論では片付けられない根深いワクチン行政の闇の歴史があるのです。
帯状疱疹ワクチンの話に戻りますが、これはB類疾病なのですが理由としては、「個人の発病および重症化を防止する、およびあわせてそのまん延を予防に資するために特に予防接種を行う必要があると認められる疾病として政令で定める疾病」として帯状疱疹を位置づけているのでしょうが、このような判断になんの疑問も持たれないままで予防接種はどんどん増えていくのできています。
これは10年近く前ですが、「何を受けたらよいのか」という声に応えるために、ワクチン簡単チェックというのを作りました。(末尾レジュメ参照)
予防接種を受ける前にどういうことをかんがえればいいのかをまとめたものです。
当時ですら、破傷風ワクチンは個人の防衛のために必要だと思われましたが、ジフテリアなどすでに病気がないものにワクチンが必要なのか。ジフテリア、ポリオ、日本脳炎は病気がほとんどないのにいまだに続けています。
さらにワクチンで防ぐ必要があるのか。他に方法があるのにリスクをおかす必要があるのか、HPVワクチンはその典型だと思います。
それから常在菌にワクチンが必要なのか。Hibが導入されるときに議論した点です。元来、常在菌にワクチンは効かないとされていました。あとは有効性はどうなのか、副作用はどうなのか。
①から⑤は、チェックリストに最初上げていました。
今、A類疾病、B類疾病について、厚労省の公式見解、疾病の定義です。疾病の重篤さから重大な社会的損失防止。これがA類です。まん延予防のために特に予防接種を行う必要があるものがB類とされています。この二つを加えています。これがどの説明になるのか、とても疑問に思っています。
病気がほとんどない疾病、ワクチンを打つと副作用が確実に発生する、例えばジフテリア、ポリオ、日本脳炎です。軽症のため防ぐ必要のない疾病の場合はどうなのか。そういうふうにドメスティックに言ってしまうと御幣があるかもしれませんが、風疹ワクチンは先天性や風疹症候群予防のためには妊婦さんは打つ必要があると思います。一方、風しん疹やおたふくかぜは予防のために子どもたちに打つ必要があるのか疑問に思われますっていました。ロタも同じですね。ヒブ、肺炎球菌も呼吸器系の防御免疫がある程度整った1歳過ぎの子供に無理にして同時接種死亡した例を見ると切ないですね。
それから常在菌を排除してはいけない、それなのに同時接種で被害が出ています。Hib、肺炎球菌は常在菌です。
さらに効果ない、定かでないものもあります。BCG、インフルエンザ、HPV(子宮頸がん)、帯状疱疹です。
それから副作用が大きい。さらに子どもに絶対打つべきではないのが日本脳炎、HPV(子宮頸がん)、コロナです。
これらのチェックをそれぞれのワクチンの費用対効果ではなく、本当に必要があるのか、副反応は軽視されていないかのてんか、再検証すべき時期に来ていると思います。ワクチンを打つときに考える必要があると思います。
予防接種のスケジュールはこんなに増えてしまっています。(図)
とくに不活化ワクチンは複数回打ちますから子どもの接種回数は今のお母さんが子どもの頃、約30年前と比べて格段にが増えています。今は2か月がワクチンデビューと言われています。生後2か月で予防接種デビューして、結果、被害が増えていると思います。
昔、審議会で座長の岡部信彦さんが「努力義務とされているけれども問題点があれば、ノーと言える権利もある」と言ったのを私たちは金科玉条?のように繰り返していますが、ワクチンはどうしても打つものではないことを知っておく必要があると思います。「必要な人に必要なワクチン」ということが忘れられています。スケジュールに追われるのではなく、今、立ち止まって考える必要があると思います。
それからこれまで何度も強調してきた同時接種。一度に同時にいくつも病気にかかることはないわけですだから、免疫系等に重大な影響を起こしかねない2か月3か月4か月の赤ちゃんに打つ必要があるのかは早急検討すべきです。
その死亡率を分析しているのですが、ほとんどが「突然死」ということで、評価不能として因果関係は不明とされ遺族は泣かされています。その遺族が審査請求をして、その上訴訟を起こしていても国は「因果関係の証明責任は原告被害者側にある」と突っぱねています。
この状況に対して声を上げなくてはならないと思っています。
コロナワクチン被害者もですが、ほかのワクチンに関しても、救済にたどりつくのは非常に難しいのです。救済の壁については別稿でも繰り返し訴えているところです。
さらに外資のワクチンの草刈場になる日本の子どもを守れるのは私たちしかいないのです。HPVワクチンのMSD、GSKもそうですね。
副反応検討部会の座長の桃井眞里子さんという方がHPVワクチンの審議会で「副反応」としておくと誤解が出るので「疑い」をつけさせた侵害会を傍聴したことがあります。と言われています。桃井氏は、厚生労働省の「予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会」の部会長を2013年から2020年1月まで務めていました。その在任中から中外製薬の社外取締役就任が予定されていたことが明らかになり、薬害オンブズパースン会議から利益相反の懸念が指摘され、厚生労働省に対して調査と公表を求める要請がなされています。この方は第一三共の社外取締役として活躍されています。利益相反の典型と言えるのではないでしょうか。
ワクチンは社会でシステム化されてしまい、そもそもワクチンがどういうものであるか、それさえ忘れられています。何度も繰り返しますが、今、私たちは全てのワクチン接種を一度、立ち止まってその必要性を考え直す必要があります。コロナで大勢に流され接種したことで悔やんでいる方も多いのではないでしょうか。
何を打てばよいのかではなく何も打たないためにどうするのか、そんな予防接種であればいらないというほかないでしょう。2025年に入り、タネまき会では、コロナワクチンの検証はもちろん、同時接種死亡裁判、HPV薬害集団訴訟、新規導入された帯状疱疹ワクチンの問題をテーマに学習会を続けています。予防接種問題は私たちの命と健康への対応として真剣に考えなければならない「身近なリスク」としてそこまで来ているのです。
(古賀 真子)