消費者のための安全安心情報をネット主体で発信する情報センター
2020年に始まったコロナ禍の中で、私たちの生活や環境、医療事情は転換を迫られています。2014年に特定非営利活動法人として活動を開始(発起は2013年7月)したコンシューマネット・ジャパンも活動後9年目を迎えました。当時から活動の理念は変わっていません。
「何もできない、自分は無力だと感じているあなた。一人暮らしで孤立していると思っているあなた。毎日が仕事で精いっぱいで、周りのことなどなにも関わりたくないとおもっているあなた。子育てや介護で忙しくて、ニュースもまともに見ていないというあなた。食べものは安くて便利で美味しければいい、食の安全など二の次、三の次と思っているあなた。原発が動かないと停電する、電気代が高くなると考えているあなた。予防接種やフッ素は子どもの健康のために必要と思っているあなた。サプリメントが欠かせないあなた。健康食品を勧められて困っているあなた。
福島原発でこれから日本はどうなるの? 毎日食べているものはホントに安全? 化学物質は基準以下なら大丈夫? 子どもたちの甲状腺がん検診や健康診断の結果は、本当に放射能のせいではないの? ネットで薬が買えるのは便利なだけ? 子宮頸がんワクチンの副作用って? 予防接種やフッ素洗口はどうすればいいの?電気やガスが自由化されて、サービスや料金はどうなるの?コロナ後に迫る値上げや消費税アップ、医療費負担増加、年金減少、福祉の切り捨て——これって黙って受け容れるしかないの?…などなど。何気ない毎日の暮らしですが、ちょっと立ち止まって考えてみると、気になっていたことがいろいろ出てくるのではないでしょうか。
コンシューマネット・ジャパンは、そんなあなたの素朴な疑問に答えるための情報を提供します。」
・9年目を迎え、電力政策の変革を経て、今後のエネルギー政策や私たちの暮らしはどうなるのか。電気をはじめ水道の民営化で公共料金の適正価格は維持されるのか。気候変動の中での災害対策やエネルギー政策はどうあるべきか。コロナ禍でこれから起こるであろうインフレ中で私たちの生活はどう守られるのか。5Gや学校境域現場でのIT化は教育や子どもたちの健全な発達にどのような影響を与えるのか、地政学的な背景も含め、食の安全はどう担保されるのか。緩和政策一辺倒の政策に問題はないのか。そして、コロナ禍で感染症対策が根本から変わる中で、医療や健康についてどのような情報が有用なのか。・・まさに混乱の中で生から死まで、21世紀の私たちが生き抜くための知恵をどう収集すべきかが問われています。
マスメディアの独立性が問われている今日、コンシューマネットは、あらゆる政党・企業、そしてイデオロギー、宗教から独立した、自由な消費者・市民としてのアドヴォカシー(社会問題に対処するための「政策提言」や「権利擁護」)に根差した情報発信センターをめざします。独立性を守るため、広告は一切掲載しません。また、政府・企業からの援助も一切受けません。
会員制など従来の組織の外枠を確定することはせず、開かれた分散ネットワーク型の体制を取ります。具体的には、問題(イシュー)ごとにコンシューマネットメンバーに外部の市民・専門家(市民科学者、医師、弁護士、ジャーナリストなど)を加えた協力者によるプロジェクト・チーム(PT)をつくり、自律的な活動単位として社会の動きに迅速・柔軟に対応した活動を行います。
PT形成まで至らない場合も、重要な問題については、協力者個別提案を受けて国会や地方議会、関係省庁への働きかけを行ったり、個人や市民運動体の要請に応じて、学習会などへの協力者の紹介等を行います。
「消費者」とは産業社会と表裏の存在であり、「消費者問題」は企業が提供する商品や行政サービスすべてに関係するため、極めて多岐にわたります。多面的な情報収集調査・研究に基づく政策意思決定への働きかけを通して、市民の素朴な疑問を受け止め、消費者問題の解決を共に考えるネットワークつくりを行います。
コンシューマネットは、上記のPTの設置を当面の得意分野から始め、ネットワークの拡大にともなってPTや協力者を増やすことでその守備範囲を拡大して行きます。今回、2つ活動を増やしました。
現時点で次のPTがすでに活動を始めています:
コンシューマネットは、上記のPTと協力者を基本単位とする集合体であり、補完性原理(subsidiarity principle)にもとづいてそれぞれ独立した意思決定、事務・財政処理を行います。
ただし、各PTや協力者からの情報発信は原則としてコンシューマネットとして、またコンシューマネットの情報発信メディアを通して行います。
団体名称 | 特定非営利活動法人コンシューマネット・ジャパン |
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設立 | 2014年(2015年 特定非営利活動法人取得) |
代表 | 古賀 真子 |
所在地 | 東京都港区愛宕1−1−1−1212 |
共同代表
古賀 真子(こが まさこ)(理事長)
真下 俊樹(ましも としき)(副理事長)
監事
小島 延夫(こじま のぶお)
協力者(正会員:50音順)
母里啓子さんの逝去に伴い、京都大学の田中真介さんに新たに協力者の加わっていただきました。子どもの発達障害などの問題のエキスパートです。2023年5月から医師の加藤純二さん、打出喜義さん、山本英彦さんにも加わっていただきました。ワクチン問題救済セクションとして青野紀子さん、栗原敦さんにも参加いただきました。
青野 典子(あおの のりこ)
1952年。新潟の雪深きところで生まれ、春夏秋冬を感じ育つ。保育士。東京都大田区の共同保育所で現在も毎日子どもたちと遊んでいる。
「ワクチントーク全国」事務局長。「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」(ジャパンマシニスト社)編集協力人(2023年休刊中)著書「予防接種は迷って、悩んでもいいんだよ」(同社)コンシューマネット・ジャパンの予防接種趣味は銭湯。銭湯仲間と、銭湯と自治体に入浴着の着用を認めるよう働きかけるも挫折。現在他団体が作成した「専用入浴着を歓迎します」というポスターが掲示されるようになっている。効果的な働きかけ方が必要ということを学んだ。
打出 喜義(うちで きよし)
金沢大学医学部付属病院産婦人科医員を皮切りに北陸地方で産婦人科医長を経験。金沢大学医学部付属病院産婦人科医局長、金沢大学講師(産婦人科)、小松短期大学特任教授、金沢城北病院城北診療所婦人科・非常勤医師(現在に至る)、日本産科婦人科学会、日本社会医学会、日本医学哲学倫理学会、日本保健医療社会学会、石川県保険医協会・理事。金沢医科大学、石川県立大学、石川県立総合看護専門学校石川県消防学校、(非常勤講師)
子宮頸がんワクチン問題にいち早く問題視しワクチントーク全国集会で講演。EBMの観点から現場の治療研究を生かして被害者団体への協力を続けている。
(学位論文)雌ラットの性機能に及ぼすデヒドロエピアンドロステロン投与の影響に関する研究他多数
加藤 純二(かとう じゅんじ)
・長野県飯田市出身。東北大学医学部卒業、東北大学大学院修了・医学博士、病理解剖医産業医(日本医師会認定)
・抗酸菌病研究所(現在の加齢医学研究所)・肺癌部門助手
・米国の国立衛生研究所(NIH)の国立癌研究所(NCI)に留学(昭和54年~(3年間)。宮城県柴田郡村田町の国民健康保険病院に勤務。
・現在 仙台市宮城野区 宮千代加藤内科医院にて診療。加齢医学研究所・腫瘍循環部門・非常勤講師。専門:悪性腫瘍(癌)の治療
・関心:アルコール関連問題、薬害、郷土史、フッ素問題
著書:『未成年者飲酒禁止法を作った人 根本正伝』(1995年11月、銀河書房)『内科開業医のアルコール依存症診療記』(2021年11月、株式会社販促資格)
*所属会○日本アルコール関連問題学会(会員)○日本禁酒同盟(会員、元代表理事)○宮城県断酒連盟(顧問)○仙台郷土研究会(理事)○日本フッ素研究会(評議員)○薬害オンブズパースン会議・仙台支部(会員)○茨城県那珂市・なかふるさと大使(2012年1月~)
栗原 敦(くりはら あつし)
1983年、息子におたふくかぜワクチンによる健康被害発生、1986年に医薬品副作用被害救済制度による救済(現在、44才、障害年金1級)。同ワクチンが原因で、1989年から1993年にかけてMMRワクチン後に無菌性髄膜炎等が多発、大阪府内2家族が1993年大阪地裁へ提訴。その訴訟支援に走る。並行して、ワクチントークに合流し、藤井俊介さん、吉原賢二さん、母里啓子さん、古賀真子さん、青野典子さん、山本英彦さんらと出会う。
1996年12月ワクチントークin京都開催。1999年、全国薬害被害者団体連絡協議会結成に参加。MMR訴訟は2006年に終結するが、訴訟は事件の全貌を明らかにしていないとして検証課題に取り組んできた。1948年京都・島根のジフテリア事件の資料発掘にも取り組む。2010年頃より、定期接種被害で認定されなかった方の審査請求をサポート。MMR被害児を救済する会事務局長。2004~2022年、PMDA運営評議会救済業務委員。
千葉 恒久(ちば つねひさ)
堺 次夫(さかい つぎお)
田中 真介(たなか しんすけ)
山本 英彦(やまもと ひでひこ)
金沢大学医学部卒業後、大阪赤十字病院等の一般病院で働きながら、科学的根拠のある医療を目指し医療問題研究会を中心に活動。ワクチン関係ではインフルエンザを中心に数編の論文、母里啓子さんとの共著などを記す。2011年福島原発事故以降、子どもの甲状腺がん中心に活動。執筆した論文が国連科学委員会(UNSCEAR)から名指しで批判されるも鋭い反論で医療界におけるEBMを主張。コロナワクチン問題では現場の医療体制や自身の伊藤病も踏まえワクチンの非科学生を検証。
名誉会員
母里 啓子(もり ひろこ)(2021年10月15日逝去)
秋庭 賢司(あきにわ けんじ)(2023年1月22日逝去)
・千葉県出身。歯学博士。フッ素研究会評議員。「フッ素にNO!むし歯にフッ素はにせ科学」「フッ素洗口する?しない」(コンシューマネット・ジャパン)
*上記のCNJ関係者への講演ご依頼を随時受け付けています。
問い合わせ先
Email:info@consumernet.jp
*ワクチン。特にコロナ問題に関連するML「タネまきトーク」があります。参加希望の方はお問い合わせください。