CNJ電子ブックレット第一弾「予防接種はだれのため?」を発行しました
2014年9月22日、母里啓子さんの講演録を電子ブックとして刊行しました(Kindle版:300円)。ぜひお読みいただきますようお願いいたします。
本書「はじめに」より
予防接種は子どもからお年寄りまで、感染症から健康を守るために必要な身近な予防的医療行為とされています。赤ちゃんが生まれるとあたりまえのように予防接種のお知らせがきます。数年前に比べ生後1年間に定期の予防接種が10回も必要になり、予防接種に振り回されかねない状況になっています。
しかし、本当にすべての予防接種をうけなければ大変なことになるのでしょうか。そんなことはありません。実は受けないほうがよいワクチンのほうが多いのです。
中高生の女の子の子宮頸がんワクチンによる重篤な副作用が大きな社会問題となっています。けれども、乳児期のワクチンの副作用の実態はあまり知られていません。乳幼児突然死症候群とか、そのニアミスとして、重大な障害が発生しても因果関係を否定され、被害は隠されています。高齢者にも当たり前のように、毎年効果のないインフルエンザワクチンが接種されていますが、2014年10月からはこれもやはり効果のない肺炎球菌ワクチンが定期接種となりました。
予防接種を受ける前に、病気の実態やそれを防げるとされるワクチンにどのような副作用があるのかについて充分な情報を得た上で、本当に受けるべきなのか、それとも受けないという選択肢を取るのかを、私たち一人ひとりが判断し、選択できる必要があります。
本書は、55年間にわたって、ワクチンの研究者として、現場の医療者として予防接種問題にかかわってきた母里啓子さんの講演録です。うつる病気の基本知識から予防接種について考えるための入門書です。母里さんはコンシューマネット・ジャパンの協力者であり、予防接種情報センター全国の発起人です。母里さんが、2010年に春日部市で行った講演録を「わらじの会」のご好意で電子書籍として、上梓することができました。予防接種について考えるためにぜひお役立てください。
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(古賀 真子)