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札幌市で集団フッ素洗口の動きに市民団体がNO!

政令指定都市の札幌市で子どもたちへの集団フッ素洗口が始まろうとしています。市民団体が反対の活動を開始。短期間に8004筆の署名を集め札幌市厚生委員会に陳情を行いました。荻原敏子さんからの報告です。

集団フッ素洗口が札幌市の幼稚園・保育園・学校にやってくる?? 

 フッ素洗口について、WHO(世界保健機構)では6歳未満は禁忌、つまり絶対やってはいけないとしており、子どもへの健康被害が懸念されます。昨年から取り組んでいる、札幌市議会での集団フッ素洗口を進める条例づくりに反対する活動においては、フッ素についての学習会を行い、「学校等で集団フッ素洗口しないことを求める」署名8,004筆を集め、札幌市議会議長や各会派に届けました。

また、教育委員会・保健所にも「学校における集団フッ素洗口を行わないよう」に申し入れしました。市教委・保健所からも「フッ素は考えていない」「提言する立場ではない」「実施する場合は意見を踏まえ丁寧に対応を検討する」などの回答を得ました。

5月定例市議会で議員提案による札幌市歯科口腔保健推進条例案が出されたことから、私たちの意見をより強い形で市議会に届けるため、陳情を行うことにしました。

6月2日札幌市議会厚生委員会おいて、3件の陳情書とともに資料も提出して、各陳述について5分間の趣旨説明を行い、意見を述べてきました。

①『札幌市において「学校等におけるフッ素洗口」の実施が懸念される条例の制定を行わないことを強く求める陳情』(札幌の「集団フッ素洗口」問題を考える市民の会)では、フッ素に対する不安があるなか、同調圧力が懸念される集団での洗口を行わないでほしいことを訴えました。

②『札幌市歯科口腔保健推進条例案第11条第1項について、子どもの健康被害が懸念されるため、「フッ化物の応用等の科学的根拠」についての参考人招致を求めるとともに、「フッ化物応用」の文言削除を求める陳情』(札幌子どもの健康を考える会)では、安全性に賛否両論あるフッ化物応用では、使用する学校現場で教員の負担が増えることや、フッ素の過剰摂取による健康被害への懸念を伝えました。

③『札幌歯科口腔推進条例案についてパブリックコメントの実施を求める陳情』(子どもの未来を考える札幌市民の会)では、68団体の賛同を得て8,000筆を超える、集団でのフッ素洗口の実施を懸念する市民の声があることから、条例案を市民に情報開示し、意見を広く聴くべきと求めました。

2会派(共産・市民ネット)は陳情に賛成条例に反対してくれました。残念ながらプロジェクトの会派(自民・公明・民主)では陳情は全て否決され、フッ化物応用の条例案は採択されてしまいました。この間の一連の行動により、当初「学校でのフッ素洗口や、学校保健計画」などが入っていた条例案からその部分が削除されたのは署名とりくみの成果です。しかし本条例案の第11条に「市長及び教育委員会は、フッ化物の応用等の科学的根拠に基づく取組の推進に必要な措置を講ずる」とのフッ化物応用が入ったことで、まだまだ予断はできません。今回の取り組みを通して急性中毒などフッ素洗口の問題点を札退教はじめ市民の皆さんと共有することができたことから、今後の活動につなげることができます。札幌市では学校等でのフッ素洗口を行わなくても、2020 年度、12 歳の2人に1人がう蝕ゼロの健康歯で、1人平均のう蝕本数(DMFT)は 0.91本と減っています。

私達はかつて集団予防接種で経験した教訓から薬害について学習し、子どもの健康を守るために薬物・薬剤などは「疑わしきは使用せず」が原則。薬には「効果」もあるが、必ず「副作用もある」と学んでいます。特に学校など集団の場に『医療』を持ち込み「子どもに対して集団で一斉に薬剤を使って予防すること」は、費用対効果も期待できず、家庭における健康格差を解消する手段にもなりません。子どもに健康被害が起きた時の責任の所在も不明確。学校はあくまでも『教育』の場であり、子どもに必要なのは食や衛生管理などの正しい健康教育です。

今後のとりくみは保健所・教育委員会への申し入れと条例に対する問題点分析を予定しています。6月30日北海道新聞報道によると「市は早ければ24年度施行の生涯歯科口腔保健推進計画「さっぽろ8020推進プラン」にフッ化物洗口推進を盛り込むようだ」とあり、23年度にはパブリックコメントが出されることから、取り組みが必要です。また9月14日「子育てガイドブック」「乳幼児検診で配布の、歯を守るチラシ」について、保健所や子ども未来局に対し、フッ素のリスク記載を求める要望書を出しました。「札幌市歯科口腔保健推進条例」の問題点をまとめたチラシを作るなど地道な活動を札教組・札退教・札幌母女等と共に札幌市で集団フッ素洗口が行われないよう活動を続け、動向を注視していきたいと思います。


「フッ化物応用」については疑問:フッ化ナトリウム(劇薬)とは何?「フッ素洗口」とは?

フッ素は天然の蛍石に含まれている。食品にも含まれているが、フッ素塗布をはじめ、歯磨き剤、洗口液(ミラノール・オラプリスなど劇薬)に使われているものは化学反応を起こし合成された「フッ化ナトリウム」です。人工的に作られた食品添加物と同じで、体内に取り込むと排出されにくい、他の物質と反応しやすい特徴あり。作り方は①製造過程から危険なもので、アルミニュムの精錬工場や化学肥料の産業廃棄物からフッ化水素酸というフッ素と水素の化合物で毒薬です。これに炭酸ナトリウムを加えるとフッ化ナトリウムとなり劇薬。または②蛍石に硫酸を加えてフッ化水素酸をつくり、炭酸ナトリウムを加フッ化ナトリウムとなる。蛍石成分はガラスのコップを溶かすので、「フッ素洗口」は希釈したものを紙コップで使用、飲み込まないよう下向きで30秒~1分うがいをする。(一部省略)

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