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コロナ対応を考える その70 コロナワクチン4回目接種に効果なし!EU医薬品庁、欧州CDCの宣言を隠蔽して4回目接種が承認

2022年5月号(医問研ニュース)No.561号は新型コロナワクチンの4回目接種、妊婦への接種、コロナ検査とワクチンについて(現在のコロナ対策)について内外の科学論文(NEJM、MMWR等)も考察した上で、日本の対応について疑問を提起する充実した内容となっています。その1部を紹介します。

4回目接種を決定

2022年4月27日の第32回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会は、4回目の新型コロナワクチン接種(ブースター接種としては2回目となる)が承認されました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25379.html

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000934480.pdf

接種対象は3回目接種後5ヶ月以上を経た人で接種対象は60歳以上と基礎疾患を有する18歳から59歳の人他とされ、これまでの努力義務が推奨接種(努力義務を課さない法定接種=高齢者へのインフルエンザB類接種と同様の位置付け)となりました。

欧州では4回目接種は時期尚早

2022年4月6日、EU医薬品庁(EMA)と欧州CDC(ECDC)は共同で4回目接種に関する声明を出しました。断定的ではない(歯切れが悪い)ものの、「60歳から80歳の人たちに対して2回目のブースター接種(4回目接種:2回目までを初期接種と考える)の差し迫った必要性の兆候はない」とし、60歳未満の人に対しても「2回目のブースター接種をしても重症化や死亡を継続して防げるというデータはない」と宣言しています。

4回目接種についてはイスラエルからのみでした。ここでは「健康人にm RNAワクチンの4回目接種をすると、3回目接種直後に見られるレベルまで液性免疫を回復できるが」、「オミクロン株への感染防業が、3回目の接種を受けた後に観察されたのと同様の速度で衰える」とされ、4回目接種は時期尚早と述べられています。

このように、当初の宣伝とは異なってワクチンの有効性の低下速度の速さの中で、ワクチンを中心とした世界のコロナ対策は低迷しています。

3回目接種も低迷

4回目接種に先立つ3回目接種(1回目ブースター接種)ですら、世界的に接種率は低迷しています。

デルタ株やオミクロン株の流行を理由に、イスラエルや米国では2021年から、それ以外の国でも2022年の1月から3回目摂取の宣伝が始まり、接種が進められています。2022年5月8日現在、最も3回目接種率の高い

韓国でに接種りつが70%、ドイツやイタリアでは65%、イスラエル、英国、フランス、日本は55%、米国に至っては30%に過ぎません。

3回目接種が進まない中で、4回目接種を叫んでもデータは限られています。EMA/ECDCが言及しているように、依拠すべきとする現実のデータはイスラエルからの報告に限られています。

イスラエルのデータは?

注目のイスラエルにデータは、3回目まで接種した人たちと比較して、4回目接種した人たちはコロナ罹患阻止効果が接種後2週間でピークとなりRRで2.1倍となりました。その後、阻止効果は低下し、8週までに優位の差は無くなってしまいました。

日本の審議会は何を根拠に4回目を推奨?

2022年4月27日の第32回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会では、こうした国際的動向には目もくれず、ワクチン接種に固執したコロナ対策であると言えます。

医療問題研究会では、新型コロナを普通の風邪とは捉えておらず、高齢者や基礎疾患を持っている人には重要な感染症として対応すべきとしています。PCR検査の拡大も提唱しています。しかし、ワクチン接種一辺倒ではなく、また、ワクチンを強制することなく増員体制を整えた保健所を中心とする感染症の予防体制の充実を提唱しています。詳細、レターの問い合わせは医療問題研究会 

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(古賀 真子)

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