コロナ対応を考える その69 国はコロナワクチン副反応を認める意思がない〜基準に合理性なし
2022年3月30日、厚生労働省健康局長と厚生労働省医薬食品局長の連名で、各都道府県知事宛に「定期の予防接種又 は臨時の予防接種(以下「定期の予防接種等」という。)を受けた者が、厚生労働大臣が 定める症状を呈していることを知ったときは、厚生労働大臣に報告すること」が義務付けられました。(健発0330第3号 薬食発 0330 第1号)
予防接種法施行規則の一部を改正する省令(平成 25 年厚生労働省令第 50 号)も公布され、報告すべき症状等も定められました。(7P参照)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000178965.pdf
しかし、この文書では報告基準( 該当するものの番号に「 ○」を記入)はコロナワクチンについてはありません。
ところが、直近の2022年5月13日の副反応検討部会に出された資料には
3月30日に法改正をしたことを説明した上で、下記のように明記しています。
新型コロナウイルス感染症に係る予防接種については、次の表の症状が、接種から当該期間内に確認された場合に副反応疑い報告を行うこととする。
症状 期間
アナフィラキシー 4時間
血栓症(血栓塞栓症を含む。)(血小板減少症を伴うものに限る。) 28日
心筋炎 28日
心膜炎 28日
その他医師が予防接種との関連性が高いと認める症状であって、入院治療を必要とするもの、死亡、身体の機能の障害に至るもの又は死亡若しくは身体の機能の障害に至るおそれのあるもの
【留意事項】 報告基準には入っていないものの、今後評価を行うことが考えられる症状については、「その他医師が予防接種との関連性が高いと認める症状であって、入院治療を必要とするもの、死亡、身体の機能の障害に至るもの又は死亡若しくは身体の機能の障害に至るおそれのあるもの」として、積極的に報告をお願いしたい。
<積極的な報告を検討頂きたい症状> けいれん、ギラン・バレ症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、血小板減少性紫斑病、血管炎、無菌性髄 膜炎、脳炎・脳症、関節炎、脊髄炎、顔面神経麻痺、血管迷走神経反射(失神を伴うもの)
【予防接種法における副反応疑い報告制度について】
○制度の趣旨
副反応疑い報告制度は、予防接種後に生じる種々の身体的反応や副反応等について情報を収集し、ワクチンの安全性について管理・検討を行うことで、広く国民 に情報を提供すること及び今後の予防接種行政の推進に資することを目的としている。
○ 報告の義務【予防接種法第12 条1項】
「病院若しくは診療所の開設者又は医師は、定期の予防接種等を受けた者が、当該定期の予防接種等を受けたことによるものと疑われる症状として厚生労働省令で定めるものを呈していることを知ったときは、その旨を厚生労働省令で定めるところにより厚生労働大臣に報告しなければならない。」
○報告の要件
副反応検討部会(令和3年12月24日)資料
病院若しくは診療所の開設者又は医師が予防接種法施行規則第5 条に規定する症状を診断した場合
死亡の報告は「その他医師が予防接種との関連性が高いと認める」場合にすべきとしていますが、報告基準にはありません。
5月31日は武田薬品のノババックスの承認に絡んで、安全性に問題がないと言うことと、副反応報告について、これまでと同じ「認めない」基準しかないことを確認させる内容になっています。
3回目、4回目接種が進められる一方で、当日公開された、ファイザー社のコミナティだけをみても、さまざまな重篤な副反応が報告されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000938149.pdf
新型コロナワクチンの世界的な大量開発は感染が収まった後も、行動制限を盾に複数回の接種、場合によっては「終生免疫」を得るためとして全世代に勧奨されていくと思われます。
各地でコロナワクチンに関する学習会が行われています。
本当に4回も、そして子どもたちにも接種すべきか、改めてNOということの大切さを呼びかけていきたいと思います。
参考情報
田中真介さんより
●北海道有志医師の会の藤沢さんより
https://twitter.com/Papa_Cocoa_Milk
子どもたちへのワクチン接種の問題について、6月3日付け朝刊の毎日新聞に意見広告が出されているとのことでした。
https://twitter.com/Papa_Cocoa_Milk/status/1532468830156767233?cn=ZmxleGlibGVfcmVjcw%3D%3D&refsrc=email
●筑波大学公開講座
2月に行われた公開講座の報告集はおってアップします。
田中真介さんが、幼児の発達と健康というテーマで、免疫系やワクチンの問題点を報告されました。
(古賀 真子)