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4.12タネまき会 子どもたちに集団フッ素洗口をさせる条例の阻止を!

2022年4月12日、新年度第一回目のタネまき会を開催しました。

講師は秋庭賢司さんで、フッ素問題を取り上げました。

storesでレジュメを頒布していますのでご希望の方は下記からお申し込みください。

https://consumernetjp.stores.jp/items/6257c56708e5e213f4d6f9a4

お話は、フッ素洗口実施率と各自治体の歯科保健条例の実態。近年明らかになったフッ化ナトリウムの内服による血液中Caの減少の論文、週1回洗口(450ppm)により唾液中Caの減少が顕著であること、米国ではビタミンDの否定とフッ化物の推奨に踏み切ったことが説明されました。

20世紀半ばまではビタミンDの不足が虫歯リスクになるという考えが一般的でした(腸管や腎でのカルシウムの再吸収を助ける)が、現在50%がビタミンD不足!?とされています。アメリカ歯科医師会は、1930年に小児期の虫歯にはビタミンDが有効との見解を示し、1940年に有効性を推奨していました。しかし1944年にアメリカ歯科医師会はこれに否定的な見解を示しました。そして、1958年以後ビタミンDの処方は推奨されなくなりました。また医学部での歯科予防教育もされなくなりました。ビタミンDの有効性を否定する科学的根拠はなく、政治的な理由によりフッ化物への公衆衛生施策の変換があるということです。また、ニュージーランドでのフッ素化事件などが詳細に話されました。

むし歯発生防止の外的要因としては、①歯垢清掃 ②砂糖制限 ③口腔内細菌叢の改善が、内的要因としては④フッ素によるエナメル質の強化⑤ワクチンなどが挙げられています。

フッ素応用は虫歯予防の優先順位のトップではないのに、法的措置(水道水フッ素化法:米国、条例などによる集団フッ素応用:フッ素化の次善の策)により無理矢理第一位にされています。その上、有効性、安全性は解決済み、として権威による強制(人権侵害)医療行為としてされています。

科学的根拠のないフェイク情報のチェックと人権侵害に対する戦いが必要だということです。根本的には、医療基本法や政策への科学的な助言をする独立した組織が必要でこれはワクチンなどにも共通した課題です。

学校での問題点

 ふざけたり笑ったりして飲み込んでしまう子どもが何人かいた。

• 分注ビンのノズルから直接洗口液を口に注ぐ子どもがいた。

• 洗口液をこぼす児童がいた。

• 低学年の子どもは30秒間口に含んでいることが困難だった。

• 昼休みに遊びたいため、簡単に洗口を済ませてしまう児童が多かった。

各地で進む条例制定

現在都道府県でフッ化物応用を歌った条例がないのは東京都だけです。最近では兵庫県条例(令和4年4月成立)が制定されました。兵庫県ではこれまでは、健康づくり条例(H23年)の一部に含まれていましたが歯科医師会の要望を受け、知事提案として成立しました。

山梨県の条例制定が論議された際には、「議会の全会派が賛成する」との条件がありましたが、2会派の反対により成立しなかった(H25年:秋庭反対意見)。しかしH26年に知事提案(歯科医師会の要望)として成立しました。

(福岡、沖縄での条例制定問題については古賀のレジュメ参照)

フッ素洗口養護教員の不安

• どうしても飲み込んでしまう子がいて心配。

• やる子とやらない子がいて指導が困難。

茨城県では2022年になって5校がモデル校となり、フッ素洗口が始まろうとしている。

今まで殆ど実施しておらず、16年にわたる水海道市での実験も茨城県教組が中止させた経緯があります。

現在札幌市では、 市の条例制定推進に対して住民の反対運動が起きています。

 

フッ化物洗口実施の有無における幼児の唾液因子変化とう蝕抑制効果の1年間の比較

幼児期の約1年間の継続的なフッ化物洗口が、唾液のpH,緩衝能、無機イオン濃度と、う蝕抑制効果について検討することを目的としたもので、対象および方法は年中児童:平均月齢57ヶ月、う蝕検査と安静時唾液の採取により行われました。この実験ではCa不足、歯フッ素症を前提とした治療法で効果はな違ことがわかりました。フッ化ナトリウムの内服による血液中Caの減少、および週1回洗口(450ppm)による唾液中Caの減少も認められています。

 

成人では体重1kgあたり、0.07mgすい液中のCaが減少

フッ素摂取量の4.0mg/60kg(成人として)は≒0.07mg/kg唾液中Caの減少はCaF2が生成したためであり、河野実験では4時間後に血中Caが32%減少し、回復に24~48時間要していると発表されました。

フッ素洗口、フッ素入り歯磨き剤の飲み込み量は0.375~0.6mgと少ないにもかかわらず、1ppm水道水フッ素化(1mgF/L)の数倍も重いと言わなければならないことは衝撃です。その原因としては生物濃縮系というメカニズムが影響しています。胃の内部でNaFとHCLが反応しHFが生成→血中フッ素濃度の上昇→唾液内分泌→飲み込みによる濃縮、という悪循環に陥るからです。

フッ化水素は細胞膜(脂質2重膜)を0.005秒で通過:全身を巡るとされています。フッ素イオンは通過に4時間かかるのに対して、HFは288万倍早いのです。

世界中でエナメル質形成不全症(MIH)の増加

フッ素でエネメルが形成されるとよく宣伝されていますが間違いです。FDI(世界歯科連盟)は2020年9月に上海で開催する総会で重要議題とする予定でしたがコロナで中止されました。MIHの発症率が13%に及んでおり原因は不明とされています。

特に小児の永久歯(臼歯、切歯)にみられ急速に歯が摩耗し、エナメル質が消失するためう蝕になりやすく治療の予後も悪いとされます。

*日本では、千葉県の小学校4校で2121名を小児歯科専門医が評価したものでは、11.92%MIHを認め、30名に実質欠損を認めました。フッ化物含有ジェルやフッ素入り歯磨き剤を使用していた児童に発症割合が高い(桜井ほか.J.Health care Dent.2014;14:6-12)*MIH:Molar Incisor Hypomineralization;第一大臼歯と切歯に限局して発症する原因不明のエナメル質減形成としています。

札幌市での推進派の苦しい論拠

札幌市ではコロナ禍の昨年春から、急に条例制定への動きが始まりました。

しかし、全国的に子ども太刀のむし歯罹患率が減少する中、安全性や有効性について疑問だらけのフッ素専攻を教育現場で行うことを進める口腔保健推進条例制定の背景は明らかではありません。金科玉条のように「健康格差の是正」を目的としt掲げていますが、洗口で格差是正ができるのかについての具体的な検証はありません。児童虐待の早期発見にも寄与するとされていますが、

そもそも、なぜフッ素か?フッ素洗口の科学的根拠が不明です。「幼児・児童・生徒のう蝕予防のためのフッカ物応用、フッ素洗口の応用等の科学的根拠に基づいた効果的な取り組み並びに口腔保健に関する健康格差の縮小」と言っていますが、「科学的根拠に基づいた効果的な取り組み」とは何か。そこから明らかにしてほしいものです。

(古賀 真子)

 

 

 

 

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