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母里啓子さんへの追悼文 その7 カンガエルーネットと前橋レポート 子宮頸がんワクチン被害者の方

母里先生と前橋レポート

母里先生にお会いしたのは、20年前ワクチントーク全国で悩んでいる新米ママたちのおしゃべり会を古賀さんと青野さんが場を設けてくださったことが始まりです。

予防接種を慎重に考える場がなかったので、共通の悩みをおしゃべりできる機会は貴重でした。休日にパパたちに子守をしてもらって開くリアルおしゃべり会は数回続けるとこのままでは体力が続かない。同じような悩む人同士メールでやり取りしてではなくて、ネットの必要性を感じていました。

2003年にカンガエルーネットを開設。

共同運営者が「前橋レポート」を読むには、トヨタ財団から取り寄せたけれど多くの人が読んでみたいよね?という一言からインターネット上で公開できないかなと模索中のところ、母里先生の同級生の中田先生をご紹介いただき、前橋医師会が許諾、全文公開に繋げていただきました。その後英訳も掲載しています。

HP掲載に伴い、「ちお」編集部(ジャパンマシニスト社)が取材してくれて、先生が元々は本脳炎の研究者で、予防接種被害者の方を支援するようになったことなど、前橋レポートをHP公開ということは、う一度掘り起こしてくれたと本当に喜んでくださいました。

前橋データはワクチントークおしゃべり会に参加し、カンガエルネットを作った應家さん坂本さんらによりHPで見ることができます。 。http://www.kangaeroo.net/D-maebashi.html

薬になるべく頼らない子育ての仲間が増えたらいいなと助産院や保育所でママたちを集めての講演会、先生にお会いしていなかったらどんな子育てになっていたのだろうかと思います。

最後にお会いしたときには「また船に乗って、他の人に広めていかないとね」と船に乗るたびにファンを増やして、そこで出会った方へ講演会をされていた母里先生。いつでも笑顔で生き方も行動力も憧れでした。

あまりにも突然な母里先生の訃報は、信じられなくて、今だに世界のどこかへ船旅の途中だと思っています。

ご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました。

カンガエルーネット 應家洋子


子宮頸がんワクチンの被害者として

被害者連絡会から回ってきた「母里先生のしのぶ会」を見て、びっくりしてしまいました。
10月の15日にお亡くなりになっていたんですね。とても悲しいです。
まだまだ色々なことを教えて頂きたかったのに…とても残念です。

コロナ禍以前のHPVワクチンの期日後の報告集会が行われたビルの会場で、母里先生と古賀さんに娘と一緒にお会いしたのが最後になってしまったと思います。

26日は、仕事があり、しのぶ会には参加できませんが、母里先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。

来年の4月からHPVワクチンが接種推奨再開されることになり…どんなに私達被害者家族がHPVワクチンの危うさを話しても、巨大な勢力の前では無力だと思い、虚無感でいっばいのところに、母里先生の御逝去を聞き、また落胆しておりました。
しばらく落ち込んだ日々を過ごしておりましたが、娘の日常生活を取り戻すまでは、今やれる事をやるしかないと少し考えられるようになってきました。今後ともよろしくお願い致します。

                                           

  子宮頸がんワクチン被害者の会  S.S


私たちの根っこに生き続ける母里先生

母里先生の急逝は本当に残念でなりません。ZOOM開催された今年のワクチントークでは、コロナ禍のこころの支えになるお話とお元気なお姿を拝見し、まだまだタネまきを続けていただけるものと思っていました。

44年前、私が、養護教諭として働き始めた時は、毎年5種類も(BCG・日本脳炎・ジフテリア破傷風・インフルエンザ2回)学校で予防接種をしていました。「予防接種は感染症予防対策として最も有効なもの。子どものためにもれなく接種しなければ…」という掛け声のもと、如何に効率よく実施するかが養護教諭の手腕だとばかりに何の疑いも持たずに執務に励んでいました。接種率を必死で上げても毎年学級閉鎖をしなければならない事態を疑問に感じ始めたころ日教組養護教員部ではインフルエンザ予防接種について、「安全性、有効性、必要性」の観点から廃止運動が始まりました。大阪での運動の中で、予防接種被害者の会の藤井俊介さんやMMR被害者に寄り添っておられた豊中市役所の勢馬さん、岡本さん、そして、医問研の山本先生、林先生と交流させていただき予防接種についてもっと知りたいと思い大阪で初めての「子どものためのワクチントーク」開催のお手伝いさせていただきました。以降「ワクチントーク」として全国に広がっていく中で、母里先生のお話をお聞きする機会を得、私にとっては、大切な情報源であり活動の支え的存在になっていきました。直接お話したことはなかったけれど、予防接種について、悩んだり、迷ったときは、母里先生の本や講演集を読み返します。母里先生のことばは、予防接種のみならず「生きていくこと」の支えになります。

「医療と教育は社会化するべきで、『経営』をさせてはいけない。私たちがいま向き合うべき相手は、ほんとうはウイルスではない。30億年以上前から地球に存在していたと言われているウイルスたちと共生をしていけば良いと思う。」と締めくくられた母里先生のお言葉をかみしめながら、これからも、ささやかですが、自分の周りでタネまきのまねごとができたらと思っています。母里先生本当にありがとうございました。これからも私たちの根っこに母里先生は生き続けてくださると思っています。

  大阪市 阪田幸子

 

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