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インフルエンザ予防接種、子どもにはしないで!!有効性データなし〜タネまき会報告〜前橋データの信頼性と神谷データのずさんさ

2020年10月8日(木)今年はどうするインフルエンザの学習会をしました。

録画はYouTubeに載せました。

インフルエンザワクチンは1954年以降接種が義務接種から任意接種、2000年から定期接種1類(のちにB類)と変わり、現状は「努力義務」がない高齢者を中心とした公的な接種となっています。現在は高齢者への施設での半強制的な接種、受験生を中心にした任意接種となっているわけですが、インフルエンザワクチンは社会防衛効果がないことが「前橋データ」で明らかにされ、養護教員等の反対運動も相まってボイコット運動が始まり、1970年代から26年間、全国での予防接種禍4大訴訟を経て予防接種に特に社会防衛効果のないワクチンについて、義務をかしてまで行うことができなくなったのです。

1994年の予防接種法の改正まで、インフルエンザ義務接種反対運動があり、1986年に導入したMMRワクチン禍を経て、予防接種は義務から努力義務(勧奨接種)となったわけです。毎年型が変わるからとして幼児から高校生まで義務接種をしていたわけですが、これが努力義務になった途端に接種率は壊滅的にダウン。即座に接種拡大への業界と政財界を巻き込んだ販売促進政策に舵を切りました。1990年台後半には、高齢者施設での肺炎死亡や本当は解熱剤が現員と思われるのに子どものインフルエンザ脳症が大きく報道され、2000年に2度の廃案を経てインフルエンザ予防接種が65歳以上の高齢者への中心に「努力義務」のない予防接種となったわけです。

貴重な前橋データ

学習会では「前橋データ」が単なる地域的な疫学調査ではなく、インフルエンザワクチンの無効性を世界に示した貴重なデータであることを改めて確認しました。

前橋データでは、ワクチン中止前後で市及び県の超過死亡は全く変化していないこと、高い接種率の高崎市などの周辺地域と比較しても地域全体のインフルエンザ様膝下にの発症に差異が見られないことを示しました。欠席率をエンドポイントにしていますが、接種率の高い周辺地域では欠席しがちな子どもへの集団接種は控えられていますので、接種地域では接種した子どもの欠席率は低くなる傾向にバイアスがかかります。接種率の高い高崎市と接種をやめた前橋市で罹患率に変わりがないというデータなのです。前橋データは欠席率だけでなく、発熱かつ欠席(かつ流行期に絞った)緻密で多人数のデータであること、接種と罹患の相関関係も全くなかったことを証明したこと、流行や超過死亡、医療費などの差も疫学的に見ていること、しかも5年間にわたって児童の抗体検査(シーズン前とシーズン後の比較をしてその冬かかったかを判定する)を統計的に行っていることに大きな意義があります。毎年500名近いデータを同じ子どもで5年間追っていt多物で、感染割合は少ない時で25%罹患したと言うものです。打っても打たなくても不牽制感染もあることも示しています。これ以上のデータは出せないということで、インフルエンザ予防接種は義務接種から外れたのでした。

 

乳幼児へのインフルエンザ予防接種が公的接種とならなかったのはなぜか

2000年前に、インフルエンザワクチンをなんとか公的接種に戻そうという動きはありました。当時予防接種政策の審議会の長であった神谷斎さん(主任研究員)を中心としたグループが子どもへのインフルエンザワクチンの子供への有効性として、厚生科学研究として命を受けて行ったのが、平成12年度厚生科学研究費補助金新興再興感染症研究事業で行われて、「乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に関する研究」です。分担研究者として廣田良夫(大阪市大教授)他1名の研究者と6名(のちに27名)の小児科の医院等が参加して始められました。全国7地域の診療所にはがき方式で接種者アンケートとして行われました。希望者に1000円の図書券配布して行ったもので、調査項目は発熱、鼻汁、鼻閉、咽頭痛、咳の4項目でした。死亡や重篤化などの評価はできず、プロトコール違反や調査票無記入、年齢がばらついており、調査同意の任意性にも問題がありました。結論としては1歳未満での発病効果は明らかでなかった、4歳児のワクチンの有効性検出が困難とされています。

乳幼児への有効支援が30%位ということが一人歩きしていますが、効果を見るには少なくとも厳格な前向き調査とすべきですが、本研究では、接種群、非接種群の選び方が曖昧(開業医中心、報告式と聞きとりが混在)。流行時期のずれ、ワクチン株の変異など色々な理由がつけられているが、到底有効性を認めて子どもを公的接種対象にできるものではありませんでした。

 

乳幼児への有効性はこのレベルでしたが、高齢者への有効性評価もおかしなものでした。高齢者への有効性の問題は次回のタネまき会(10月29日予定)でお話しをしたいと思います。乳幼児以上に効果の不確かな高齢者への接種。ワクチン政策のおかしさを根本から問います。コロナワクチン強制接種問題にも共通する問題を考えていきましょう。

(古賀 真子)

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