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もっと知りたいフッ素の話 その31 新学期を迎える前に知っておきたい「フッ素洗口の危険性」~新潟県に人権救済申し立て

2018年11月のフッ素研究会の全国集会では、安全、有効として使われていたフッ化ナトリウムがフッ化水素として人体に有毒な作用を起こすことが米国の論文からわかったとの詳細な発表がされました。

2019年3月20日、新潟県の弁護士会に対して、人権救済申し立てがされましたのでご紹介します。

フッ素については①安全性評価基準がばらばらであること(したがって、有効性と危険性の境界が不明なままに公衆衛生として集団フッ素洗口がなされることへの不安とおかしさ)、②フッ素塗布に使われている溶液や子ども用歯磨き剤にも高濃度フッ素が入っていながら同意文書も取られず、表示もなされていないこと、③そもそもむし歯減少(12歳児の平均むし歯は平均0.72本)など、フッ素洗口を広げることの意味そのものが問われるべきなのに、全国的に郡部を中心としたフッ素洗口事業がすすめられています。

今回、フッ素洗口を全国に先駆けて行ってきた新潟県に対して行われた人権救済申し立ては長年フッ素研究を行い、反対の立場を貫いてきた方の切実な思いに基づくものです。全国的にこの運動が広がることを呼びかけます。

(古賀 真子)


平成31年3月20日

人権救済申し立て

                 申し立て人

                          別紙申し立て人目録記載の通り

                   申し立て人代表

                       歯科医師 成田憲一 ㊞

 

新潟県弁護士会人権擁護委員会御中

 

アメリカ合衆国はむし歯予防のためにフッ素応用を国の政策として推進してまいりました。フッ素の効果と危険性について国を上げて研究してまいりました。

この度、アメリカ合衆国厚生省のフッ素に関する公式報告書(アドホック:フッ素の利益と危険性に関する特別委員会報告書:AD HOC 1991年公表)の中にフッ素の毒性に関する新たな重大な事実が見つかりました。

重大な事実とは、子どもたちがフッ素洗口、フッ素塗布で誤飲するフッ化ナトリウム溶液のほとんどが胃に達し、胃で胃酸と反応して毒物・フッ化水素を生成し、フッ化水素として血中に吸収され全身を駆け巡り、中毒症状を引き起こすという事実であります。そこで、過去に二度、日弁連に対して人権救済の申し立てを行っていますが、今回、以下の通り貴会に対し人権救済の申し立てを行う次第です。

申し立ての趣旨

新潟県に対して、フッ素洗口、フッ素塗布実施に際し、子どもたちの保護者に対してこの申し立て書別記に記載したフッ素の毒性に関する事項についての情報を書面で伝えた上、同意書を取った後に実施するよう、実施方法を改善するよう勧告して下さい。

申し立ての理由

新潟県ではむし歯予防のため、子どもたちに対して劇薬・フッ化ナトリウムの水溶液でうがいをするフッ素洗口、高濃度のフッ化ナトリウム溶液を歯に塗るフッ素塗布が実施されております。

フッ化ナトリウムを水に溶かすとフッ素イオンとナトリウムイオンに分かれます。このフッ素イオンがむし歯を予防するとされております。

アメリカ政府の特別委員会報告書(アドホック)によれば、子どもたちはフッ化ナトリウム溶液の平均25%(アドホック p14)を飲み込むと指摘されております。全量を誤飲する子どももいます。誤飲による急性中毒での死亡例はありませんが、「気持ちが悪くなった」「吐いた」といった急性中毒症状が報告されています。これらの症状は誤飲したフッ化ナトリウムが胃に達し、胃酸と反応して毒物であるフッ化水素が発生する事が原因だとフッ素研究学者は考えております。

フッ化ナトリウムを飲み込んだ場合の臨床実験で、フッ化ナトリウムを内服後、血液のフッ素イオン濃度が急速に上昇し30分以内にピークに達し、以後、緩やかに低下する事が知られていました。

フッ素研究学者らはこの実験結果について、口に入ったフッ素イオンが口から胃までの間の粘膜から急速に血液に吸収され、血中のフッ素濃度のピークを形成し、飲み込まれたフッ素イオンのほとんどは口から胃までの間に粘膜から吸収される為に、胃まで達するフッ素イオンは微量で、胃の中で胃酸と反応し生成する毒物であるフッ化水素も微量であるから急性中毒症状が出ても軽度であり一過性のもので問題ないと考えてきました。

しかしながら、今回こうした考えが全く誤りであることがアドホックに報告されている内容からわかりました。アドホックによれば、誤飲されたフッ素イオンは口から胃までの間に粘膜から吸収されることなく、そのほとんどが胃まで達し、胃酸と反応し毒物・フッ化水素を生成し、その90~100%が血中に吸収されるのです。

血中に吸収されたフッ化水素は、血液が中性に維持されているため血中ではフッ素イオンと水素イオンに分かれます。このフッ化水素から分かれたフッ素イオンが上記の臨床実験での血中フッ素イオン濃度のピークを形成していたのです。

アドホックではフッ化水素はフッ素イオンの100万倍以上の速度で細胞膜を通過するとあります。この速度を計算しますと、フッ素イオンは細胞膜を通過するのに3.9時間かかります。つまり誤飲されたフッ素イオンが粘膜を通過するのに3.9時間もかかるので、その大部分は粘膜を通過する前に唾液によって洗い流され、胃まで達し胃酸と反応して毒物・フッ化水素になるのです。このフッ化水素は胃の細胞膜を0.005秒で通過し血液に吸収されるのです。このように誤飲されたフッ素イオンは、ほとんど全部がフッ化水素になるのですから、毒物・フッ化水素の量は決して微量ではないのです。

しかも、血中に吸収されたフッ化水素の一部は解離(イオン化)することなく全身を巡り全身の組織、細胞、器官に毒物として作用するのです。

フッ化水素は「毒物及び劇物取締り法」で毒物に指定されている毒物です。

フッ化水素の毒性についての日本中毒情報センター 2018年版から抜粋しますと次のように記されています。

毒性 経口:最少致死量1.5g(または20mg/kg)、9%溶液1.5mLでの死亡報告がある。

経口摂取:嘔吐、下痢、腹痛、流涎、嚥下困難、吐血を伴う出血性胃腸炎、出血性肺水腫。口頭浮腫の結果、気道閉塞が起こることも有る。」

これらの科学的事実を保護者に知らせることなくフッ素洗口の同意書をとり、子どもたちにフッ素洗口を実施していることは危険性についての明白な説明不足であり、説明の後の同意(インフォームドコンセント)に違反する基本的人権の侵害であります。

また、フッ素塗布にいたっては検診で同意書をとることなく、当日その場で口頭で拒否する保護者以外、全員にフッ素塗布を実施しております。

フッ素洗口、フッ素塗布を実施した際、子どもたちが誤飲するフッ化ナトリウムが胃酸と反応し毒物・フッ化水素が生成し、フッ化水素として血中に吸収され全身を駆け巡り、全身に毒性作用を及ぼす、という事が明らかになったのです。このようにフッ素の毒性に関する正確な情報が隠されたまま、フッ素洗口、フッ素塗布が続けさせられる事はとうてい容認できません。

これまでにも、フッ素洗口、フッ素塗布に関し日本弁護士連合会・人権擁護委員会から人権救済のための意見書が公表されています。(1981年日本弁護士連合会「 むし歯予防へのフッ素利用に関する意見書」)

その結論部分は

(一)本来任意であるべきにもかかわらず事実上強制にわたる方法で実施されているところがあること

(二)フッ素の管理、調合、使用が専門家の指揮・監督の下で行われていない場合があること

(三)フッ素に関する情報が公平に提供されていないこと

(四)有効性、安全性についての追跡調査が全く行われていないこと

等の重要な問題があるので、厚生省および各地方自治体は、以上の問題について速やかに調査・検討し、改善措置をこうずるべきである。とあります。

しかしながら、教育、保育、検診の現場ではそのような日弁連の意見書が全く生かされることなくフッ素応用が実施され続けられてきました。

そのため2007年10月、主婦連合会など市民団体が再度、日本弁護士連合会人権擁護委員会に対し人権救済のための申し立てを行いました。日弁連は再度、意見書を公表しました。さらに厚労省が2012年、行った歯科口腔保健の推進に関する意見の募集(パブリック・コメント)に対しても日弁連は応じ、同年6月、フッ素洗口、フッ素塗布、水道水フッ素化を歯科保健の計画から除外するように求める詳細な意見を提出しております。

このようなパブリック・コメントも含めると三度に渡る日弁連の意見書の提出にもかかわらず新潟県では今も強権的にフッ素応用が拡大され続けております。そこでこの度は、県行政に対して「子どもたちが誤飲するフッ素イオンは全て胃にまで達し血液中に毒物・フッ化水素として吸収される」という正確な情報を提供した上で厳正に保護者より同意書をとるよう県行政に強く申し入れて下さいますよう、人権救済の申し立てを行う次第です。

何卒よろしくお願いいたします。

 

「子どもたちが誤飲するフッ素イオンは、そのほぼ全てが胃にまで達し、胃酸と反応し毒物・フッ化水素が生成すること。その毒物・フッ化水素が子どもたちの血液中に吸収され、全身に毒物・フッ化水素による中毒症状を引き起こす危険がある」

以上

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