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もっと知りたいフッ素の話 その21 口腔衛生学会でビックリ発表「フッ素は健康に悪いと思っている人が過半数!」

口腔衛生学会が北海道札幌市で、2018年5月18日から20日に開催されました。東北大学相田准教授(若手フッ素推進派のホープ)らの発表では、フッ化物洗口については、「健康に悪影響あり」又は影響は分らないを含めると5792人(57.9%)、フッ素洗口を良いと思う、と答えた人は4208人は42.1%.でした。

対象にしたのはネットの調査で全国1万人。回答した人の情報入手媒体は歯科医院、病院、保健所、雑誌、テレビ、、ラジオ、インターネットなど。

結論として「歯科医院で正しい情報提供が必要」としています。

フッ素洗口が良いと思っている人は半分以下、半分以上が疑問や悪いと思っているという結果です。

口腔衛生会誌4月増刊号 J Dent Hlth 68(Suppl).2018(第67回日本口腔衛生学会・札幌市)

 

PS-1 う蝕予防情報の入手元とフッ化物洗口に対する認識の関連について

○伊勢 円1)、相田 潤2)、杉山賢明2)、草間太郎2)、池田登顕2,3)、坪谷 透2)

小山史穂子2,4)、小坂 健2)

1)東北大学歯学部、2)東北大学大学院歯学研究科国際歯科保健学分野、3)仙台青葉学院短期大学リハビリテーション学科理学療法学専攻、4)東北大学東北メディカル・メガバンク機構地域医療支援部門地域口腔健康科学分野

 

【目的】フッ化物応用の普及には、正しいう蝕予防情報の提供が必要である。しかし、情報媒体の人手元によるフッ化物への認識の違いは明らかになっていない。本研究ではう蝕予防の情報媒体とフッ化物洗口の健康影響への認識との関連について検討した。

【方法】2012年実施のウェブ調査データを用いた横断研究を行った。対象者は全国1万人、従属変数はフッ化物洗口の健康影響への認識(「悪いと思う、またはわからない」、「良いと思う」)、独立変数は各情報媒体(テレビ・ラジオ、雑誌・書籍、歯科医院・病院、保健所などの公的サービス、知人・友人、インターネット、その他)とし、各媒体の未使用者に対して、使用者が「良いと思う」となるprevalence ratio(PR)および95%信頼区間をポアソン回帰分析にて算出した。多変量調整モデルでは年齢、性別,学歴、収入を調整した。

 

【結果】

う蝕予防情報入手先媒体 複数回答あり 比率
テレビ・ラジオ 4,897人 49.0%
雑誌・書籍 1,796人 18.0%
歯科医院・病院 4,828人 48.3%
保健所などの公的サービス 957人 9.6%
知人・友人 1,438人 14.4%
インターネット 2,604人 26.0%
その他 276人 2.8%

 

フッ化物洗口の健康影響 回答人数 比率
「悪いと思う」または「わからない」 5,792人 57.9%
「良いと思う」 4,208人 42.1%

 

媒体別PR prevalence ratio 95%信頼区間
歯科医院・病院 1.24 1.18-1.30
保健所などの公的サービス l.23 1.15-1.31
雑誌・書籍 1.16 1.10-1.23
テレビ・ラジオ 1.14 1.09-1.20
インターネット 1.10 1.04-1.15

 

【考察】歯科医院・病院は約半数の者が情報を得る媒体であり、かつフッ化物洗口のう蝕予防効果を伝達する場として重要であることが明らかとなった。歯科医院・病院やそのほかの媒体における正しい知識の発信が求められる。

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