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もっと知りたいフッ素の話 その19 米国では「6歳・6歳未満は歯科医による推奨がない限りフッ素洗口はやるべきではない」

米国フッ素の最新情報~ADAは6歳または6歳未満にフッ素洗口はNG

米国歯科医師会では、IQ低下論文に対抗して、フッ素の安全性等を強調する動きがあります。6歳未満はフッ素洗口禁忌とする一方で、歯磨き剤にフッ素入りのものを推奨していることが最新の論文であきらかになりました。

米国では6歳未満のフッ素洗口を原則禁止としています。日本のフッ素推進派は、日本では水道水へのフッ素の添加がされていないので、フッ素洗口が必要と主張してきました。

米国も日本でも、市販の歯磨き剤はフッ素入りがほとんどです。米国ではフッ素入り歯磨きでの虫歯予防効果を強調して、相変わらず6歳未満のフッ素洗口を禁止しています。

「むし歯予防になにが必要、有効か」フッ素洗口を半強制的にする前に検証すべきことが多くありそうです。米国の正確な情報を秋庭賢司さんから提供していただきました。以下、引用します。


最近、ADA(米国歯科医師会)はIQ低下論文の影響を受け、米国歯科医師会雑誌や声明などでフッ素の安全性を強調している。

以下、2018年4月8日のADAのフッ素に関する見解です。

6歳未満はフッ素洗口禁忌(who1994)に関連する記事(p2)あり。

要約:

フッ素入り歯磨き剤とフッ素洗口を利用すること。

1960年代以後の虫歯の顕著な減少は、フッ素入り歯磨き剤のおかげである。フッ素入りを保証するADA(アメリカ歯科医師会)シールの付いた歯磨き剤を探すこと(訳者注:2018年3/8、ADAはフッ素入りでない歯磨き剤にはADAシールを認めない、と発表)。

  • 1日2回(朝晩)の歯磨き、または歯科医、内科医の指示によること。
  • 3歳以下の幼児は歯が生えたらすぐ、僅かあるいは米粒大のフッ素入り歯磨き剤で歯磨きを始めること。
  • 3-6歳の子どもは豆粒大(訳者注:グリーンピース)以下のフッ素入り歯磨き剤を使うこと。
  • 保護者は常に、子どもが正しい量を使い、歯磨き剤の殆どを吐き出すよう監視すること

フッ素洗口は虫歯への抵抗性を助けるが、6歳あるいは6歳以下は歯科医による推奨がない限りやるべきではない。

(原文:children six years or younger should not use)

6歳未満(younger than 6 years)の多くの子どもは嚥下反射の発育が不十分なので吐き出し量より飲み込み量の方が多いからである。

訳者注:以下(less than,below,under)はその数量を含まずその下。未満(less than,below,under)も英文では同じである。

しかし、ADAの見解では6歳も含んでいる。(WHO(1994)は6歳未満としている)

日本の推進派が言う様に、日本は水道水のフッ素化をしていないのでWHO(1994)のいう「6歳未満禁忌」は当てはまらず、日本の子どもはうがいが上手なので問題ない、と言う主張は誤っている。

(注)WHO(1994)は6歳未満(under 6 years old)は禁忌としています。今回のADAのコメントは、6歳(6years ) あるいは(or)6歳未満(younger than 6 years)にフッ素洗口を推奨しないということです。WHOの見解と異なり、今回のコメントでは6歳を含みます。これも6歳丁度なのか611ヶ月では、との質問がありますが、満年齢で6歳のことです。

嚥下反射や飲み込み機能は個人差があり、3歳で問題のない子どももいれば7歳でも上手くうがいができない子どももいます。いずれにしても、まず4歳から一律、強制的な実施は止めるべきです。

秋庭 賢司

Fluoride Action Network | ADA on Toothpaste, Mouthrinse and Supplements

以下ホームページ

*Original online as of April 8, 2018, at https://www.mouthhealthy.org/en/az-topics/f/fluoride?source=PromoSpots&medium=ADA-FIWpage&content=Fluoride

以下同じ文章のpdf.

Fluoride Action Network | ADA on Toothpaste, Mouthrinse and Supplements*A pdf copy of this website is at http://fluoridealert.org/wp-content/uploads/mouth-healthy.april-8-2018.pdf

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