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予防接種ネット・de・講座33 インフルエンザワクチンを打つのは、やめましょう~「もうワクチンはやめなさい」増補改訂版などがでました

もうワクチンはやめなさい(双葉社)母里啓子
ワクチン副作用の恐怖(文芸春秋)近藤誠

インフルエンザワクチン「打つの はやめよう」ではなく、「打つのは やめよう

今年はインフルエンザが早めに流行を始めたとか、ワクチン生産量が減ったので早めに接種をしましょうとの報道がされています。実際はどうなのでしょうか。

CNJでは昨年もインフルエンザワクチンを打つのは効果がないことをお知らせしています。

今年もいらない! インフルエンザワクチンを、うちますか??

そもそも、インフルエンザワクチンは、学童集団義務接種の破たん後、ターゲットを高齢者へと変え、定期接種B類型(努力義務なし)として接種が勧められていますが、ワクチンの有効性については疑問がだらけです。

学童への集団接種

義務接種から外し任意接種へ

2000年前後のインフルエンザ脳症と高齢者の肺炎死亡騒動から高齢者への定期接種化

2009年新型インフルエンザ騒動

インフル製造量のサムネイル

「もうワクチンはやめなさい」 増補版より引用。白い部分は返品(未使用分)

 

2015年度パンデミック対策、期限切れにより60億円補正予算

インフルエンザワクチン5000万人以上に接種

2012年~個々のワクチンを見直すという名目で、再類型化、新ワクチンの事業接種(外資系ワクチン導入)へ

2017年 製造量を減少。足りなくなるとして「早めの接種」が呼びかけられている。

しかし、ここ数年の製造量をみると、使用料は2500万本(約5000万人分)前後と頭打ち。打てば打つほど効果に疑問が出されているのが現状です。今年は年長の子供には1回接種でよいとか、それでもなんとか接種を進めようと必死ですが、打つ必要はありません。厚労省のHPなどを見ても、正式な見解は、「インフルエンザワクチンの予防接種には、発症をある程度抑える効果や、重症化を予防する効果があり、特に高齢者や基礎疾患のある方など、罹患すると重症化する可能性が高い方には効果が高いと考えられます。 65歳以上の高齢者、又は60~64歳で心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方は、予防接種法に基づく接種を受けることが可能です。」として、ワクチンの有効性については巧みに言及せず、2005年以降はもっぱら、「あずきちゃんとマメゾウ君」にマスクと手洗いを啓発させています。

株が一致すれば効果あり?今年のワクチン株は?

血中抗体の上昇では感染を防がないこと、効果については厳密なRCTによる論文はないこと、日本の根拠データは不完全でばらつきのあるもので、それですら、有効性20%(子ども)以下であることなどを棚上げしたとしても、ワクチン株と流行株が完全に一致すればそれなりの効果が認められます。従来ワクチンは日本ではA型(H1N1,H3N2)とB型の組み合わせたものが作られていますが、WHO専門家会議が推奨株を年2回選定したものを受けて日本でも感染研等が株選定検討会議を開催します。シーズンの国内流行状況、血清抗体保有状況等から今シーズン流行株を検討し製造に適した株を決め、厚労省に報告し、厚労省が6月にワクチン株を決定します。

今年の株は

  • A型株 A/シンガポール/GP1908/2015 H1N1
  • A/香港4801/2014 H3N2
  • B型株 B/プーケット/3073/2013 山形系統
  • B/テキサス/2/013 ビクトリア系統とされ、A(N1H1)pdm09のみワクチン株変更した。

ということです。昨年度(2016年10月から2017年3月)のワクチンについての評価は

  • A(H1N1)pdm09 亜型ウイルス、B 型ウイルスの山形系統およびビクトリア系統については、解析した流行株の大多数はそれぞれワクチン株に抗原性が類似していました。
  • A(H3N2)亜型ウイルスについては、流行株で今シーズンのワクチン株から抗原性が乖離する傾向が認められました。として、H3N2型は株が不一致であると認めています。今年のワクチンは卵の馴化でうまく培養ができず、昨年と同じ株でのワクチン製造をするしかなかったことが、製造量を抑えた原因とも言われていますが正確なところはよくわかっていません。

インフルエンザワクチンを打ちに行く前に、母里啓子さんと近藤誠さんの新刊書、ぜひ参考にしてください。

(古賀 真子)

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