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ベルギー公衆保健研究所(WIV-ISP):ベルギーのフロリュス放射性廃棄物中間貯蔵施設周辺で甲状腺がんが8%多発

ベルギーの公衆保健研究所(Institut de santé publique/Wetenschappelijk Instituut Volksgezondheid)の研究グループは、ベルギーの原子力施設周辺での甲状腺がんの発生率を2000〜2014年について分析した結果を発表。

ベルギーの原子力施設周辺住民の間で甲状腺がんの増加があるかどうかを、原子力施設からの距離、施設からの風向き、放射能放出推計量との関係で調べたもの。結果は、ドエル(Doel)原発とティアンジュ(Tihange)原発周辺では甲状腺がんの増加はみられなかったが、モル=デッセル(Mol-Dessel:放射性廃棄物地表中間貯蔵施設がある)およびフロリュス(Fleurus:放射性物質を用いた医療機器滅菌施設がある)の周辺で甲状腺がんの増加がみられた(ただし、増加率は有意/非有意のボーダーライン)。同研究グループは2014年にも研究結果を発表しており、同様の結果を得ている。

論文の全文はこちら: Claire Demoury, et al; Thyroid Cancer Incidence around the Belgian Nuclear Sites, 2000–2014, Int. J. Environ. Res. Public Health 2017, 14(9), 988; doi:10.3390/ijerph14090988