消費者のための安全安心情報サイト

2017年新年のごあいさつ~活動への皆さまのご意見お待ちしています

コンシューマネット・ジャパン(CNJ)は今年発足3周年(4年目)を迎えます。新しい消費者・市民運動団体としてインターネットを中心に、若い消費者にも生活に役立つ情報を提供していくことを目指して活動を続けています。今年も迅速・柔軟な情報発信の推進を心がけていきたいと思います。

今年も活動テーマは医療・保健衛生、エネルギー、食品、消費者被害防止・救済と多岐にわたります。CNJならではの情報を提供していきたいと思います。

今年の重大な取組としては電力・ガスシステム改革に関連した消費者保護問題です。消費者委員会でも電力小売自由化や、電気料金値上げのフォローアップ、ガス小売自由化などが検討される予定ですが、昨年末に問題となった東京電力福島原発の廃炉・賠償費用の負担の一部を電力会社が既存の送電線網を利用する際の託送料で回収する問題は消費者として納得ができないものです。国の審議会は昨年末、事故を発生させた原子炉の廃炉費用や賠償費用の一部を電力自由化で参入した新電力との共同負担に切り替えるとの答申を発表しました。電力卸売り市場の開放と引き換えに託送料金に上乗せする計画です。託送料金自体は事業者間でのやりとりですが、結局は、家庭の電気料金に転嫁され、長期間にわたり消費者・国民の負担が増えることを意味します。

もともと電力システム改革は消費者に低廉で安定的なクリーンなエネルギーが選択できること、脱原発へ向けて再生エネルギーの育成が可能となること、などの少なからず消費者ニーズを反映させたものでした。それに対し廃炉費用などの消費者・国民への負担転嫁は原子力事業の維持支援であり、国民の合意なくして行われるのは安易で許されざる政策です。CNJでは個別の反対運動に留まらず、協力者の方がたからの情報提供をwebでお知らせしていきたいと思いますので、ぜひご期待いただければと思います。

予防接種問題も、CNJの大きなテーマですが、今や、乳児や高齢者だけでなく、国民全体が益々過剰な接種へと誘われる状況が進められています。

昨年7月子宮頸がんワクチンの副反応被害は62人が各地で集団訴訟を提起せざるを得ないほど深刻化しています。高齢者にもインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンなど安全性・有効性・必要性いずれの面でも科学的根拠の乏しいワクチンが接種されている現状は、消費者のためではなく「利権のためのワクチン行政」と判断せざるを得ません。

しかも、昨年10月には乳幼児の感染予防としてB型肝炎ワクチンが定期接種の対象となり、新たな被害発生が心配される事態となっています。それに加え厚労省は、感染性胃腸炎を予防すると称するロタウイルスワクチンの定期接種化の検討も継続しています。いずれも安全性に疑義があり、有効性への科学的根拠が薄いだけでなく、費用対効果にも問題のあるワクチンです。すでに任意接種として接種が推進されていますが、定期接種になると接種数は各段に増加し、不安を持つお母さんが接種を拒否しようにも「ネグレクト」(育児拒否者)と批判されかねない状況なのです。このような消費者の意向が軽視・無視される「ワクチン行政」は断固転換が必要です。

昨年10月にはCNJが支援してきた審査請求により、被害者が認定を得るという画期的なできごとがありました。こうしたノウハウを医療問題に取り組む弁護士グループに提供し被害者救済につなげていくために2017年3月18日には予防接種被害救済のための講演会を開催する予定です。追ってご案内いたします。

子どもの健康については、フッ素集団洗口やフッ化物応用への取組も重要です。すでに「フッ化物」については科学的に「虫歯予防」の効果がなく、身体影響や健康被害発生の可能性が指摘されています。にもかかわらず、各地の学校施設ではフッ素の集団洗口が進み、現在では270万人を超える学童が日々半強制的に実施させられています。

最近ではインプラントの施術を受けている場合、フッ素が素材金属のチタンを腐食させ、歯周炎を発生させることがわかりました。高濃度のフッ素塗布剤だけではなく、市販のフッ素入り歯磨き剤でも同様の被害が起こる恐れが指摘されているのです。CNJは「虫歯にフッ素はニセ科学」の第二弾の冊子の発行を予定しています。こちらもぜひご期待ください。

世界情勢も激動の時代へと入り、日本でも憲法改正、年金の切り下げ、TPP承認による更なる貿易における懸念事項、IR法など、消費者の生活に直結する政治課題、経済政策にも目が離せない状況です。CNJは今年も消費者に役立つ身近な情報提供活動を地道に続けていきたいと思います。

ぜひ、皆さまも活動にご興味をもっていただき、周りの方にもCNJの活動を伝えていきたいと思います。webでの情報発信へのご意見やご投稿もいただけますよう、心からお待ちしています。

(特定非営利活動法人コンシューマネット・ジャパン 理事長 古賀 真子)

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